
2026年4月、ティファニー&Co.が年に一度の最高峰ハイジュエリーコレクション「Blue Book 2026: Hidden Garden」を発表しました。
ジュエリー好きなら知っておきたい、181年の歴史を持つこの伝説的なコレクションについて解説します。
「Blue Book」って何?
1845年から毎年発行されているティファニーの最高峰ハイジュエリーコレクションです。
「カタログ」という言葉では追いつかないほど特別な存在で、1年をかけて職人が制作した世界に一点しかない作品群を、毎年テーマを変えて発表する場。価格は非公表・招待制に近い形での販売で、1点数千万〜数億円の世界です。
過去のテーマ:
・2026年「Hidden Garden(隠れ庭)」
・2025年「Sea of Wonder(海の神秘)」
・2024年「Tiffany Céleste(星空)」
2026年のテーマ「Hidden Garden」とは
チーフ・アーティスティック・オフィサーのナタリー・ヴェルデイユが、ティファニーの伝説的デザイナー「ジャン・シュランベルジェ」の遺産にオマージュを捧げながら、自然界の静かな変容を表現したコレクションです。
全122ピース、3回に分けて発表されます:
・春:2026年4月(ニューヨーク)
・夏:2026年6月(香港)
・秋:2026年9月(ヴェネツィア)
11のデザインチャプター
コレクションは以下の11テーマに分かれています:
🦋 Butterfly(バタフライ)
7.02カラットのオーバルダイヤモンドを使ったペンダント。ブローチとしても使える変形デザイン。
👑 Monarch(モナーク)
プラチナのつたと、パヴェダイヤモンドの葉をあしらったアーカイブ作品の現代解釈。
🐦 Bird on a Rock(岩の上の鳥)
22.6カラットのアクアマリンを使用。ネックレスにもブローチにもなる変形デザイン。
🌸 Jasmine(ジャスミン)
クッションカットダイヤモンドとクンツァイトを組み合わせた格子模様モチーフ。
🌿 Twin Bud(双芽)
ペアシェイプのエメラルド(ザンビア産)を使ったつるのデザイン。
🌴 Palm(パーム)
ダイヤモンドの葉の隙間からルビーが覗く、精緻なデザイン。
使用された宝石
このコレクションで使われた主な宝石は:
・D カラー・IF(内部無欠点)タイプIIaダイヤモンド
・ファンシービビッドイエローダイヤモンド
・ザンビア産無処理エメラルド
・スリランカ・マダガスカル産サファイア
・モザンビーク産ルビー
・サンタマリアカラーのアクアマリン
・クンツァイト、スペサルティン、ファイアオパール など
注目は「無処理(アンヒーテッド・アントリーテッド)」であることを明記している点。加熱処理や含浸処理なしの天然石にこだわる姿勢が、ハイジュエリーの世界では最高の評価につながります。
堀江宝飾店からひとこと
「欲しいけど買えない…」そんなコレクションですが、ティファニーが毎年このコレクションで示すトレンドは、数年後のジュエリー市場全体に広がっていきます。
今年のキーワードは「自然モチーフ」「変形デザイン(1つで2通りの使い方)」「無処理の天然石」。
眠っているジュエリーをリフォームするときのデザインの参考にもなりますし、石選びの際に「無処理かどうか」を気にしてみるのも面白いかもしれません。
ぜひどんなジュエリーか気になる方は下記参考元リンクからご覧ください。
ご興味があればお気軽にご相談ください!
参考:Only Natural Diamonds「Tiffany & Co. Unveils Blue Book 2026 High Jewelry Collection」(2026年4月14日)
【出典・参考リンク】
・Only Natural Diamonds – Tiffany Blue Book 2026

・WWD – Tiffany & Co. Builds on Gemstone Legacy With 2026 Blue Book Collection

・JCK – The Natural World Inspires Tiffany & Co. Blue Book: Hidden Garden

・Robb Report – Tiffany & Co.’s Blue Book 2026 Hidden Garden High Jewelry Is Here



