
「使っていたら艶がなくなってきた」「引き出しに入れっぱなしにしていたら変色していた」──真珠は宝石の中でもとくにデリケートな素材です。
正しいお手入れを知っているか知らないかで、10年後の輝きが大きく変わります。今回は、堀江宝飾店が真珠のお手入れと保管について分かりやすく解説します。
真珠が劣化しやすい理由
宝石の多くは鉱物(無機物)ですが、真珠は生き物がつくる有機物です。貝が長い時間をかけてつくる炭酸カルシウムの結晶が積み重なり、あの独特の光沢(ナチュラルオーリエント)が生まれます。
だからこそ、化学物質・乾燥・湿気・衝撃に弱く、お手入れと保管に気をつける必要があります。
真珠のNGアクション一覧
・香水・化粧品をかける → 成分が表面を溶かす
・超音波洗浄機にかける → 振動で表面が剥がれる
・汗をつけたまま保管 → 酸が表面を傷める
・他のジュエリーと一緒に保管 → ひっかき傷の原因に
・直射日光にあてる → 変色・乾燥・ひび割れの原因に
・プールや温泉で着用 → 塩素・酸・硫黄で劣化する
・ティッシュで拭く → 繊維が細かい傷をつける
正しいお手入れ方法
使用後のケア(毎回やること)
着用後はやわらかいクロスで優しく拭くだけでOKです。専用のパールクロスやマイクロファイバー製品が最適です。汗や皮脂、化粧品の成分を残さないことが最重要です。
汚れがひどいとき
1. 柔らかい布をぬるま湯で軽く湿らせる(水に漬けないこと)
2. やさしく表面を拭く
3. すぐに別の乾いた布で水気を取る
4. しっかり乾燥させてから保管
水に長時間つけると糸が伸びたり弱くなったりするので注意してください。
着用のタイミング
真珠は「最後につけて、最初に外す」が基本です。お化粧・ヘアスプレー・香水をつけた後に真珠を着用し、帰宅したらまず真珠を外してから服を脱ぎます。
保管方法のポイント
やわらかい素材で包む
ポーチや専用ケースに入れて保管します。他の宝石と一緒に入れると傷の原因になります。
乾燥しすぎる場所はNG
真珠は適度な湿気を必要とします。エアコンの吹き出し口の近くや、乾燥しやすい場所での保管は避けてください。
定期的に着用する
使わずに長期間放置すると乾燥・変色が進みます。時々着用することで、天然の油分が表面を潤わせ、艶を保つ効果があります。
糸の交換も忘れずに
真珠のネックレスは、絹糸で一粒一粒を繋いでいます。使用頻度にもよりますが、2〜3年を目安に糸の交換をお勧めします。糸が伸びていたり、汚れが目立ってきたりしたら交換のサインです。切れる前にご相談ください。
気になったらお気軽にご相談を
「艶がなくなった」「変色が気になる」というお声もよく聞きます。プロによるクリーニングや糸替えで、多くの場合はきれいに戻ります。まずは写真を撮ってLINEで送ってみてください。
呉本店LINE:https://lin.ee/w0cMQGn
三原店LINE:https://lin.ee/NsankVC


