
先週末の調整から一転、金価格が本日再び上昇。一方で世界のオークション市場では、見る者を圧倒する青緑色のダイヤモンドが歴史に名を刻みました。今日も堀江宝飾店が最新動向をお届けします。
## 本日の貴金属価格(田中貴金属工業 5月25日 09:30公表)
金(ゴールド):小売 25,905円/g、買取 25,548円/g、前日比 +241円
プラチナ:小売 11,209円/g、買取 10,786円/g、前日比 -24円
先週20日に-391円と急落した金価格でしたが、本日は+241円で反発。2.5万円台後半の高値圏を維持しています。
プラチナは小幅な下落が続いていますが、1万円台前半という水準は引き続き工業用・宝飾用ともに需要が底堅いことを示しています。
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## 「Ocean Dream」が1,700万ドルで落札——史上最高値の青緑ダイヤ
宝石ファンに衝撃が走りました。クリスティーズのオークションで、「Ocean Dream(オーシャンドリーム)」と名付けられた5.50カラットのダイヤモンドが、1,700万ドル(約25億円)で落札。この色のダイヤモンドとしては世界過去最高落札価格を更新しました。
「ファンシービビッドブルーグリーン」——これはGIA(米国宝石学会)が定めるダイヤモンドの色グレードで、青みがかった緑色の中でも特に鮮やかな色を指す最高評価。ブルーダイヤやグリーンダイヤでさえ稀少ですが、その中間色「ブルーグリーン」は地球上に数石しか確認されていないとされています。
12年前の前回オークションから再び市場に出た今回の落札価格は、「稀少な有色ダイヤモンドは時代を超えて価値を増す」ことを改めて証明しました。
## エメラルドオークションも活況——26億円超の取引成立
同じく5月の注目ニュースとして、ジェムフィールズ社が開催したラフエメラルドのオークションが2,680万ドル(約39億円)という結果で閉幕しました。
出品37ロットのうち36ロットが落札(落札率97%)、平均価格は1カラットあたり146ドル。エメラルドは近年、市場での安定需要と品質供給の絞り込みにより、着実に価格が上昇しています。
エメラルドとは?ベリルという鉱物の一種で、クロムやバナジウムを含むことで生まれる深い緑色が特徴。5月の誕生石でもあり、古くから「再生・希望」の石として世界中で愛されてきました。
## 2026年、宝石選びの新常識「産地証明」が価格を左右する
今年の宝石市場でひとつの大きな変化が起きています。それは「どこで採れた石か」が価格に直結するようになってきたこと。
・ルビー:ビルマ産は他産地比で大幅プレミアム
・サファイア:カシミール・ビルマ・スリランカ産は未加熱石が30〜50%高値
・エメラルド:処理の少ない石は証明書込みで明確な価格差
「産地証明書(Origin Certificate)」や「無処理証明書」の重要性は年々増しており、信頼できる鑑定機関(GIA、GRS、Gübelinなど)の証明書付きの石は市場での評価が格段に上がっています。
堀江宝飾店でも、ご購入の際には産地・鑑定情報をできる限りお伝えするよう努めています。「この石はどこの産地ですか?」という質問は、大歓迎です。
## 2026年注目のカラーストーン6選
世界市場のリサーチをまとめると、2026年に特に注目されている宝石は以下の6種です:
1. ナチュラルダイヤモンド(2カラット以上の大粒が特に安定)
2. ルビー(情緒的な訴求力でNo.1の有色石)
3. エメラルド(価格上昇中。産地証明付きは特に堅調)
4. サファイア(未加熱石の希少性が再評価)
5. パライバトルマリン(ネオンブルーの輝き。先週オークションでも注目)
6. スピネル(天然無処理。ルビーに比べて価値の割安感)
## まとめ
・金は+241円で反発。高値圏での推移が続く
・Ocean Dreamダイヤが約25億円で世界記録更新。希少有色ダイヤの価値は不変
・エメラルドオークションで約39億円成立。色石市場は底堅い
・「産地証明」が2026年の宝石選びの新常識に
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