「亡くなった母の真珠ネックレス、久しぶりに箱から出したら糸が黄ばんでいて…」。呉市・三原市で長くジュエリーの修理をお預かりしている堀江宝飾店には、こうしたご相談が季節を問わず寄せられます。真珠は珠そのものより先に、珠をつないでいる糸が傷んでいくケースがほとんどです。この記事では、糸替えの必要なサインと放置した場合のリスク、当店での対応の流れをまとめました。
なぜ真珠のネックレスは糸が先に傷むのか
真珠のネックレスは一般的に絹糸で一珠ずつ通されています。絹糸は汗・皮脂・湿気を吸いやすい素材のため、身につけるほど、あるいは保管環境によっては使わなくても、少しずつ強度が落ちていきます。真珠そのものは丈夫でも、内部の糸が先に劣化するため、見た目が変わらないまま突然切れてしまうことがあるのです。
糸が切れるとどうなるか
- 珠が一気にバラバラと落ち、紛失や破損につながる
- 珠と珠の間隔が詰まり、汗や汚れが溜まりやすくなる
- 劣化した糸の汚れが真珠の穴に入り込み、変色の原因になる
「フォーマル用にしまい込んでいたから大丈夫」と思われがちですが、使っていなくても湿気の影響で糸は傷みます。久しぶりに取り出したときこそ、まず糸の状態を確認していただきたいポイントです。
糸替えを考えるタイミングの目安
当店でお客様にお伝えしている目安は次の通りです。
日常的に身につける場合
汗や摩擦の影響を受けやすいため、2〜3年に一度の点検・糸替えが目安と言われています。着用頻度が高い方は、もう少し短いスパンでの点検をおすすめすることもあります。
普段は保管している場合
使用していなくても経年劣化は進むため、数年に一度は状態を見せていただくと安心です。特に形見や結婚式などの特別な場面用のネックレスは、久しぶりに使う前の点検をおすすめします。
こんなサインが見えたら早めのご相談を
- 珠と珠の間が空いてきた(糸が伸びているサイン)
- 糸の色が茶色っぽく変色してきた
- 結び目がほどけかかっている
- 珠をつまんで動かすとゆるく感じる
当店の糸替え対応と参考価格
フォーマルサイズ(約45cm前後)の糸替えは参考価格2,200円〜でお受けしています。珠の数や長さによって変動しますので、まずは現物をお持ちいただいたうえでお見積もりいたします。珠と珠の間に結び目を作る「あこ(結び目)付き」の仕上げにも対応しており、万が一糸が切れた際に珠が一度に散らばるのを防げます。
お預かりから仕上がりまでの流れ
- ご来店・お預かり(所要時間の目安をお伝えします)
- 古い糸を外し、珠を一粒ずつ状態確認
- 新しい糸で通し直し(結び目の有無はご希望に応じて調整)
- 仕上がりのご確認・お渡し
糸を外すタイミングで珠のコンディションもあわせて確認していますので、「ついでに真珠の状態も見てほしい」というご相談も歓迎です。修理・お手入れ全般についてはジュエリークリニックのご案内ページもあわせてご覧ください。
よくあるご質問
Q. 糸替えのときに真珠の状態もチェックしてもらえますか?
A. はい。糸を外す際に一粒ずつ確認し、割れ・傷・変色が見つかった場合はご報告しています。必要であれば珠の交換もご相談いただけます。
Q. 自分で糸替えをすることはできますか?
A. 専用の針と糸が必要で、きれいな結び目を作るには経験が要ります。糸がつれて真珠に傷がつくこともあるため、大切なネックレスほどプロへのご依頼をおすすめしています。
Q. あこや・淡水・南洋真珠で費用は変わりますか?
A. 糸替え自体の工賃はほぼ変わりませんが、珠の大きさや数によって多少変動します。現物をお持ちいただければその場でお見積もりいたします。
まとめ
真珠のネックレスは、珠そのものより先に糸が傷みます。フォーマルサイズの糸替えは参考価格2,200円〜、目安は使用頻度によって2〜3年から数年に一度です。「しばらく使っていなかった」「形見のネックレスを久しぶりに出した」という方も、まずは状態を見せていただくだけで構いません。
呉本店(路面店)・イオン三原店のどちらでもご相談いただけます。LINEでの事前相談もお気軽にどうぞ。
店舗詳細は店舗案内ページもご参照ください。


